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院長コラム
もういっぺん、日本のてっぺんに
住んでみれ

2011年5月(月一回更新です)
第17回 運動療法(後編)~カーブスといえどもブスは皆無!~



過去2回にわたり書いてきた“運動療法”も、今回で最後である。

最後は、稚内市内にある女性のための運動施設“カーブス”を紹介する。



カーブスの利用は女性限定、下は20代、上は80代と幅広い。

なかには変形性膝関節症などの変性疾患を有し、通常レベルの運動でも

関節に負担がかかる場合もあるひともいるかも知れない。

そこで店長が、整形外科医である私に実際にマシンを見てアドバイスを欲しいと

来院されたことがきっかけで、男子禁制のカーブスに潜入できることになった。

これぞ、医者冥利に尽きる。

というわけで潜入取材を敢行した!



カーブス稚内入口。市内港1丁目の郡(こおり)ビルの1階にある
ちなみに2階には当院も血液検査でお世話になっている第一臨床検査センターがある



カーブス入口。男子はここでシャットアウトだが・・・



潜入成功!!男子禁制のカーブスに入り、テンション上がりまくりだったが



受付に貼ってある神々しいメッセージにすっかり襟を正されてしまった
郡ビルオーナー婦人直筆の色紙とのこと



実際のトレーニングの流れは、円形に置いてある12台のマシンのどれかに入り、

音楽に合わせながら、 30秒のトレーニング→30秒の休憩と

順番に回って効率よく全身の運動を鍛えていくのだ。

マシンのいくつかを店長にデモして頂いた。



  
チェストバック。バストアップ    ショルダープレス。肩こりスッキリ


 
レッグエクステンション/レッグカールとスクワットで下半身スッキリ


 
ヒップアブダクター/アダクター。 hip abductor/adductorという整形外科用語が
カタカナ英語で使われていたとは!




日本導入当初は恐らく誰もがニッチ(隙間)産業だと思っていたが、
実はその隙間が全世界で最もニーズがあったという事実




隣にはストレッチする空間もある




外から一切見えないのは、女性への配慮



マシンをすべて体験してみたが、どれも関節に負担のかかりにくい

等張性運動、等尺性運動(専門用語だが)ばかりであり、安全であると言い切るが、

いずれにしろやりすぎには注意。

1日30分でも、長く続けることが何より重要である


そしてここからが必見!

壁一面に貼っているスタッフ手作りのポスターを紹介する。

カーブス稚内のスピリットに触れて欲しい。




健康面の上位5つに、3つも整形外科疾患が入っている




80代で38名も!メンバーがいる驚愕の事実である
男性諸君はこれを見てがっかりした(笑)かも知れないが、
世代を問わず、気軽に運動療法に参加できる施設は貴重である


運動とは、コテコテのスポーツマンのためだけのものではないのだ!
                                 (自称文系の院長より)



しかしやはり目標は大切である。
あのドラッカーも”目標管理”がいかに大切かを説いている


 
継続は力なり。ちなみに私は身体はメタボでも、心のメタボにはなっていない



最後に、今回のサブタイトルにつながるメッセージを
頑張っている女性は美しい!

カーブス稚内のホームページ
http://www.curves.co.jp/tenpo/detail/90743.html




さらに3月某日。水夢館のスタッフ、カーブスのスタッフ、それに私が

市内某所に一堂に会し、“稚内の運動療法を考える会”を開催した。


参加者:

水夢館 古川部長、水夢館 上野マネージャー、安井インストラクター

カーブス稚内 郡店長、加須屋マネージャー




皆で情報交換し、今後の稚内の運動療法についての話し合いは大いに盛り上がった
以下に各人の発言を抜粋する



古川 「水中ウォーキング1回目の時に、参加される方々が明らかに

不安な表情で入口から入ってくるので、ひと目で参加者だとわかった(笑)」

「地域で運動施設が連携することで、利用者だけでなくスタッフの

我々もモチベーションが高まる」


安井「水中ウォーキングの回を重ねるたびに、参加者の表情が

柔らかくなっていったのを実感した!その表情をみてスタッフもやる気が出る。

今後もずっと続けていきたい」


上野「演歌ビクスというのは聞いたことがあるが、水中ウォーキングでの

演歌は初めてかも」


加須屋「(スタッフのモチベーションづくりについて)他のカーブスで、

本気のジャンケンというのがある→朝にスタッフ同士でジャンケンし、

勝った人はもちろん、負けた人も思い切り“本気で”喜ぶこと!

これによりプラスの言霊(ことだま)が生まれ、その日の仕事を情熱を持って

取り組むためのパフォーマンスづくりにつながる」


郡「カーブス稚内も開店から2年になるが、試行錯誤の2年間だった。

今後も頑張ります!」




この本を話題にすると、大いに盛り上がった。次回のコラムで紹介させて頂く。




都市部の整形外科では“メディカルフィットネス”と称し、自前で立派な運動施設を運営し

大きく事業展開しているところもある。

しかし私がやりたいのはそういう方向ではない。

稚内には水夢館やカーブスといった、既存でも素晴らしい施設がある。

皆、ただその良さに気づいていないだけなのだ。

“ひとの連携”さえあれば、都市部にも負けない運動療法は地域でもできる!

そう信じ、当院はこれからも各施設を巻き込んで、この地ならではの運動療法を

今後も提案していきたい。


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